トップページ>くりっく365と店頭取引業者、信託管理と分別管理の違いを理解し危険な業者を避ける

FX業者はくりっく365とそうでないところがありますが、
くりっく365の業者に関しては通常のFX業者届出以上に
厳しい審査基準をクリアしており、
破綻時にも所持しているポジションや預入金は
最終的な取引先である東京金融取引所が管理しているので
失うことはありません。法律で保護されています。

これに対し非くりっく365(以下店頭取引)業者は、何も謳われて無い限り
ポジションや預入金を業者が管理しているので破綻すれば
業者と一緒に消滅します。
これでは誰も取引してくれないので、店頭取引業者は顧客の資金を
会社の資金とは別にする方式で顧客資金を保護しているとされています。
「されています」というのは、あくまで業者がそう主張しているだけで
確認は出来ないのでこう表現しています。また資金を分ける方法にしても
「信託管理」と「分別管理」があり、信託管理は顧客資金を信託銀行に
預け入れて業者が勝手に使い込んだり出来なくするシステムです。しかし
分別管理は極端な話、会社に金庫を2つ用意して会社資金と顧客資金を
それぞれ別の金庫に入れるだけでも分別管理と証することが出来るのです。
いざとなれば業者が金庫を開けて顧客資金に手をつけることも出来ます。
なので店頭取引業者に関しては、最低限「信託管理」を
謳っているところのほうがまだ安全です。
顧客資金をまったく管理していないところは問題外です。

過去に破綻したり持ち逃げした業者はいまのところ
管理していなかったところなので、これから信託管理しているところが
破綻したときに実際どれくらい払い戻されるかは未知数です。
金融庁の抜き打ち検査では信託を謳っていて実際には
何もしていなかったところが処分を受けたケースもあります。

店頭取引業者を選ぶ際には、手数料や取り扱い通貨のバリエーションよりも
業者の安全性を優先するようにしましょう。また破綻のリスクを考え、
ポジションをたくさん取れるようになってきたら
複数の業者で取引するようにしたほうが安全です。